就職して6年目の夏、全く自覚がなかったのにうつ病と診断されました。最初は数日間の休暇をとるくらいだったのに、一度休むと立ち上がれなくなり自分でも不審でした。身体を動かそうとしても動かずかえって悪化していったのです。そのうち電車で倒れる、ライブ会場で倒れて意識を失うなどどんどん症状がひどくなり、とうとう休職するに至りました。

自分ではどうしようもないことを認め、専門家の助けを借り時間をかけて治すよう心を決めました。具体的には長期に渡り、精神科への通院を欠かさないようにしています。月に一度の診察ですらきつくてムリな時もありますが、お薬も自分の身体に合うものを求めて何度も代えながら治療を続けています。それでも一度など救急車を呼ぶほどパニックがおさまらず、心の病気はなかなか軽快しません。生活や将来についての不安や肺がんなど他の病気で治療を受ける可能性などは常にありますが「生きているだけで充分」「人を傷つけないで生きられたら上等な人生だ」くらいに考え、悩み死にしないよう心がけています。

いくら悩んでも仕方がないときがあります。自分の心を痛めつけないで、心穏やかに日々を過ごしてください。