私は夫の胃がんが発見された当時、1歳の娘を抱えていてどうしたら良いのかわかりませんでした。

元々心配症だった私はこれからどうなるのか、夫は死んでしまうのかと晴天の霹靂のような状況になぜということと絶望のようなものも感じました。

しかしその中でも前向きさというものは出てくるもので、手術ができるからそれで治ると思ったり、手術ができる段階で見つかって良かったと思ったりもしました。

本人の性格にもよりますが、夫は周りであまり心配して暗くしないでほしいと思う人で、私が涙を見せたり不安を見せたりすることを嫌いました。

なので夫の前ではなるべく深刻ではない風を装って普通に接するようにしましたし、夫の気持ちが沈まないように配慮して接していました。

一番辛いのは本人だと思いますが、周りも同じぐらい辛いということも経験しましたし、どうしようもできないということをもどかしくも思いましたり、色々と調べては不安になることもありました。

しかし病気の人間を支える上で、大丈夫だ、何とかなるという気持ちで見守ることが大事だと思いました。