作業中、大きな木材が足に落ちて来て救急で運ばれそのまま入院しました。
はじめの3日間ぐらいは痛くて痛くてどうしようもなく、食事もろくに喉を通らなかったのですが、3日目を過ぎると痛みも少し和らぎ、気分も落ち着いてきました。
それからです。
食事も無事にとれるようになり、足以外はどこも元気な状態ですから、だんだんと退屈になってきました。
相部屋ですから暇なときに隣のベッドの人と話でもすれば良いものですが、隣の人はほぼ寝たきりの老人で相手にはなりそうにありません。
看護婦さんが来るたびにちょっと話をしてみたりしましたが、相手は忙しくて私の事をかまってはくれません。
それで思いついたのは電話です。
スマホの電話帳に入っている電話番号にひたすらかけまくりました。
もちろん女性だけです。
そして「入院している」と言うと、その一言で大きな同情を得られるのです。
もちろん、中にはお見舞いに来てくれた女性もいました。
ケガの功名ならぬ、ケガの不倫が始まりそうな気配です。