毎年11月から2月頃にかけて大流行するのがインフルエンザです。

僕は大阪の家族葬に参列した際に、この流行り風邪で死ぬ思いをした経験があります。

まさしくインフルエンザウィルスが猛威を振るう12月に発症したのですが、最初のうちは「ちょっと風邪ひいたかな」くらいの軽い気持ちでいました。なんとなく体が怠く咳と鼻水が出てきただけで、高熱にうなされるだとか、嘔吐、関節痛などの症状があらわれていなかったからです。

でも次第に寒気がしだして少し熱っぽくなった段階で「風邪もこじらせると危ないから」という理由で近くの病院に行きました。

季節柄かその時期病院は盛況で、マスクをして辛そうな人たちで溢れていました。

診察の際、医師はまずインフルエンザを疑い、検査をしました。しかしその時の結果は陰性であり、インフルエンザではなく普通の風邪と診断されたのです。

結局僕は一般的な風邪薬を処方されただけで病院を後にしました。

しかしそれ以降が地獄だったのです。急激に体温が上がり、悪寒、頭痛、吐き気、嘔吐、といった症状が出て、一時間置きにトイレへ行って吐くという状態に陥ったからです。処方された風邪薬をいくら飲んでも治りません。これはおかしい、僕は不安になりました。

しかし地獄だったのは、症状が本格化したのが週末の金曜で、ピークに悪化したのが週末だったということ。病院はどこも閉まっています。貴重な週末を寝たきりで過ごし、嘔吐と高熱に苦しみ、やっとのことで月曜を迎えました。僕は朝一で病院に駆け込み、再度診察を受けることに。

また同じインフルエンザの検査をしたところ、今度は陽性。医師によるとインフルエンザ菌は初期の段階では検査機に反応しないことがあるのだとか。

なんとなく腑に落ちなかったですが、正真正銘のインフルエンザ治療薬を処方されると、僕の症状は徐々に快方へと向かったのです。

あれは地獄の苦しみでしたよ。