母の介護に関してです。
若い頃に腎臓を一つ切除していたのですが、残った腎臓も定期検診で衰弱して来てる事が解り、悪化していくと人工透析をするとの事。
そんな折り、肝臓にも腫瘍が見つかりました。
腎臓と肝臓、どちらが先に「悪さ」するか予測出来ませんが、どちらが悪化しても危険な状態になりますと宣告され、状態を見守る介護が始まりました。
魚介類の塩干物が好物でしたので、努めて摂取しない様に言い聞かせましたが、冷蔵庫内を見渡すと摂取していたので、塩干物を排除する「嫌がらせ」をする事になりました。
身体を気遣い止む無くと思いつつも、好物を取り上げる非情さが辛かったです。

病状は腎臓が悪化して行き、透析介護施設に入院する事となりました。
両臓器とも「サイレントキラー」と呼ばれる、痛みを伴わない臓器ですので、痛みも無く本人は食欲旺盛に過ごしていました。
食べたい物を問うと「スジコ・タラコ」と言い、こちらかすると「毒」を要求するのです。
苦慮していていましたが、見舞に行き、顔見知りになった看護師さん・介護家族の方々とお話しをすると、色々とアドバイスをして頂けました。
親身になってのアドバイスでしたので、思い切る事が出来ました。「生命を削る事となっても、食べたい物を食べさせてあげよう」と。
決断するのは家族ですが、決断への糸口・出口へと導いてくれるのは、同じ痛みを持つ人達なのだなと思い知らされました。

家族・親族と相談されるのは勿論ですが、同じ痛みを共有する「介護仲間」に世間話からでも参考に成る事がありますから、お見舞いの際は「介護仲間」を作る事、お勧めします。

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